都市生活に欠かせないエネルギー都市ガスを、いつでも安心してお使いいただけるよう、東邦ガスでは24時間体制で安定供給と保安の確保に努めています。
地震による地盤の動きに強い材料や接合方式を用いたガス管「耐震管」を採用しています。阪神・淡路大震災を契機として、ガス管に耐震対策を施すなど設備強化を進めてきました。またガス管の定期的な点検・整備を実行して、健全性の確認も怠りません。
耐震管の中でも、ポリエチレン管は腐食する恐れがなく半永久的な寿命を持ちます。阪神・淡路大震災でも被害は全くありませんでした。その耐震性の高さが証明されてからは、ポリエチレン管の採用を拡大し、設備対策の強化を続けています。
簡易自動消火装置
排気ダクトのフード内などで火災が発生した場合に、自動的に消火する装置です。
緊急ガス遮断装置
ガス漏れなどの緊急事態が起こったとき、防災センターや守衛室などに設置してあるボタンで遠隔操作を行い、建物全体のガスの供給をすぐに遮断できる装置です。大地震や災害時、自動的にガスを遮断する場合は感震器との連動が必要になります。
業務用自動ガス遮断装置
閉店後などにメーターガス栓を閉める代わりに、ボタン操作だけで遮断弁を開閉できる装置です。また、内蔵した安全機構により遮断弁を開けるとき、ガス栓やガス機器のつまみなどが間違って開いていないか自動的に確認するので、ガス漏れ事故を未然に防ぐことができます。
都市ガス警報器・警報システム
万一屋内でガス漏れが起きた場合、漏れたガスをすばやく検知して知らせる都市ガス警報器や警報システムの設置をおすすめします。警報システムは、防災センターなどにガス漏れの発生場所を表示するとともに、警報音で周囲の人々にも警報します。
下記の対策により、2次災害防止と影響範囲の極小化が可能です。
- 供給区域を72のブロックに分割、約210基の地震計を設置しています。(H28.10現在)
- 地震計の値は自営無線にて本社で集中監視、計測値が基準を超えたブロックについて、遠隔操作で迅速に供給停止します。